謎のインド菌

前日までスーパー調子いいと思い込んでいた翌朝早朝。

明け方、妙な気持ち悪さに目が覚め、トイレへ駆け込む。

そして嘔吐。何も出てこない。

 

し終えたらなんとか大丈夫そうなので、6時からのKriyaセッション(浄化作法)へ参加した。

ジャラ・ネーティというぬるま湯+食塩での鼻うがいと、スートラ・ネーティという細いゴム管を片鼻から通し口から取り出すというクリヤの練習を終えると、さらになんだかスッキリしたような気がしたが、朝ごはんは食べる気がせず、少しベッドで横になった。

そして10時からのサンスクリット文献についての講義に参加。

講師はだんだんとハイ・テンションになっていく、、

それにつられて私の胃のあたりのムカムカもだんだんと上昇してくる、、、

 

もーーームリーーー!!

 

限界に達し、講義最中にトイレへ駆け込む。

そしてまた嘔吐。

 

ヨーガ研究所内にはインドの伝承医学であるアーユルヴェーダのドクターが常にいるのですぐに診てもらうと

「ピッタ(火)が優勢になり過ぎているようだ」と。

アーユルヴェーダでは、人はVataヴァータ(風)Pittaピッタ(火)、Kaphaカファ(水・土)の3つのドーシャのバランスにより成り立っており、その人の質やその時の状態でどれかが優勢になったり劣勢になったりするらしい。で、その時の私はピッタが強すぎになっていた、と、、、

 

うーん、、、そりゃあそうかもしれないけどさ、、

他に原因があるんじゃ、、、?

 

と思ったけど、西洋医学のドクターに診てもらうとなると外出しなければだし、そこまで症状は酷くない感じだったから、素直に、アーユルヴェーダのハーブで出来ている薬をいただき、それを飲んでまた少し休んだ。

 

研究所内の食事は完全菜食で卵もない、そして外食に比べると穏やかではあるけどどの料理にもスパイスは入っている。

体調がいい時はとても美味しく感じるけど、インドで体調を崩すとこうしたスパイスの匂いだけでウンザリ。全く体が食べたくないという拒否反応を示す。

 

体調を崩したというと、じゃあ、これを食べなさい、と食堂の人。

インドのお粥、キチュリ、と、蒸しりんご。

やっぱりお粥にもスパイスが、、、うーん、あまり気が進まないけど食べないと、、

でもこの蒸しりんごは、すっごく体が欲していた味で、ぺろっと2つ平らげた。

 

午後は構内のアーユルヴェーダと自然療法の施設を見学に。

胃のあたりのムカムカは無くなったけど、立ちながら見学をしていると、どうにも足腰に力が入らない、、

フラフラしてしまい、立っているのがやっとに。

嘔吐後ってこんなに力が抜けてしまうものなのか、、食べていないからか、、と、こんな下半身が腑抜け状態になってしまう感覚などほとんど経験したことがないので、自分でもびっくり。しまいには座り込んでしまうという有様。

夕方のヨーガ実習クラスはフラフラしながらも行い、夜はまた食べず、そのまま寝ることに。

寝ても寝ても寝ても、よく眠れる。

あ、そうか、相当疲れが溜まっていたんだな、と、交感神経高まりまくりだったんだな、と、2月からレポートやら確定申告やら準備やらで追われてそのままインドへ突入し、そのまま高ぶりまくっていたので、調子がいい!と勘違いしていただけなんだ、と気付かされた。不調を感じる取るスイッチが交感神経たかぶり過ぎによってオフになっていたようだ。マックス近くまできて耐えきれず一気に落ちる。アダプテーション・シンドローム、とか言う兆候があると聞いたけどそんな感じだったのかもしれない。

 

そういえば、、

インドではいつもこうだった。

 

調子いいーーー!と、調子に乗っている時に限ってガッツーーーーーンと頭打ちされ蹴落とされる。

 

「調子に乗ってんじゃねーよ」

と、巨大化していたエゴが踏みにじられる。

 

蹴落とされて踏みにじられて初めて、どうして自分にこんなことが、なんで今これが起きるのか、と自分と真摯に向き合い、自分の今までのあり方や行動、ライフスタイルなどを見直すきっかけになる、辛くて大変だけどとても大切で必要な時間な気がする。

少なくとも私はそうで、自分は健康で元気で大丈夫!と思い込んでいたけど、インドに来るといつもこうガッツーンとやられる時があり、そこで深く考えさせられる。

ここでこういう出来事をどう捉えるかで、自分の内面の成長につながるか、そうでないかが決まってくる。人や物や環境のせいにもできるし、自分自身と向き合い見直すこともできる。どちらを取るか。全く方向性が変わってくる。

 

たっぷり眠って、翌朝はスッキリ爽やか!よかったー!治った!

そしてその日の午前は初期仏教の石窟遺跡へ遠足。

少し山を登って行ったところにあり、足腰もすっかり力が戻ってスイスイと上がれた。

深遠な空気感。

一人一人入れる瞑想洞窟もある。

暗くて狭くて静かな空間。

こういうところはたまらなく落ち着く。

先人たちもここで瞑想をしていたのかと悠久の時の流れに思いを馳せる。

 

 

お昼はバナナのみ。

 

そして午後はあるホテルで、自然療法の先生をお招きして講義に。

エアコンがガンガン効いているホテルの会議室で講義が始まると、なんだかまた体に異変が、、

ガタガタガタ、、、と震えが起こり始めた。

クーラー効きすぎで寒くなってきたのか、それとも、あらゆる講義をもう1週間も聴きすぎて頭が完全に消化不良パンク状態に陥り、知恵熱的なものなのか、、こんなのあまり感じたことがないという悪寒がしてきた。

 

寒いせいかと思い、講義がひと段落した時に30度以上ある外へ出て見たものの、震えは止まらず、、

そして首回り、頭もぼーっと熱くなっていた。

 

あ、熱なのかこれは、、、

 

と思ったけど、外出先なのですぐに寮へ戻れるわけでもないので、なんとか呼吸をコントロールして心身ともに落ち着けることに。だんだんと震えは静まってきた。けど体の熱は変わらない。

 

講義終了後、みんなは街へ出てマーケットへショッピング。

私はとてもこんな状態でマーケットへ行ったらさらに頭をガッツーンと殴られそうなので、おとなしく一人研究所へ戻ることに。

 

そしてドクターに診せようかとも思ったけど、とりあえずぬるい水で絞った手ぬぐいを首や額に当て、ベッドで横になった。久しぶりの熱だな、と思いながら、でも熱が出てるってことは、自律神経系が不必要な菌やウィルスなどを殺菌してくれているということなので、熱は薬で抑えない方がいいし、免疫システムさんたちが一生懸命良い状態を取り戻そうと働いてくれている(ホメオスタシス=恒常性維持機能)のだと思い、応援しながら経過を待つことに。

 

夜ご飯も食べすにまた眠った。

 

そしたら夜のミーティングまでには本当にスッキリ回復した。

 

翌日から食堂で白米のお粥を作ってくれることになり、数日はこの食事。

お粥に持参した梅醤番茶の元をかけ、ゆで野菜と蒸しりんごとインスタント味噌汁。

あーーー。

ニッポンジン。

染みるーーーーー。

泣けるーーーーー。

 

カラダにココロに染みわたる味。

こんな顔ですが笑、年々歳を追うごとに日本人であることを痛感。

もう日本食なしでは生きていけない。。

出汁と、醤油と、味噌と、梅。

日本食ってスバラシスギル。

 

やっぱり食べると力が湧いてくる。

You are what you eat.

食べるものって本当に私たちを作っているんだなと実感。

 

食欲もだんだん回復して、体も軽く、一安心。

 

と、私はすっかり回復したと思った翌日。

みんながマーケットに行った翌日。

 

同じ日本人グループ15人のうち、全く同じ症状の人がなんと一気に四人も!

何回かの嘔吐、そして、その後の発熱。

下痢はなく、嘔吐のみ。

 

食べ物か?飲み水か?と調査したものの、どうやらそうではないらしく、、、

インフルエンザっぽいものか?

日本でもインフルBだと、嘔吐と発熱、だとか?

 

 

でも結局、謎のまま、、、笑

 

謎のインド菌。。。笑

 

四人のうちの一人は、小学校以来1日も風邪も引かず寝込んだこともないくらい丈夫なのに、

そのせいで一日寝込むことになり

「恐るべしインド」と言っていた。

 

 

やっぱりインドは謎に満ちています。。。笑

 

 

帰国後、体重計に乗ってみると、こんな数字見たことないというくらい体重が落ちていた。

2kg減でしたが、全体的に落ちたようで、体がめちゃくちゃ軽い。

やっぱり要らないもの出して、熱も出した後は、体はそれ以前より確実に調子良くなるものですね。

 

 

痩せたい方は、どうぞインドへ 笑

 

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