ひさびさインド旅 #07 〜 SIX SENSE 第六感の国

一つ前のブログに続き、デイジーとの対話をここでシェアさせていただきます。

@Ahimsa lounge & dining room

 

アヒムサのオーナーであるデイジーはとても情熱的で行動的で、私たちがより良い生き方をできるために、この世が平和へ向かうために自分はどうしたらいいか、どう行動したらいいか、と常に考え行動されている方です。私もいくら世界が平和になって欲しい、と思っていても、このように直接的にはっきりと口に出して話したり、実際にそこまで行動することは未だできず、素晴らしい考えと行動力に感銘を受け、とても刺激を受けました。

 

 

少し長いですが、とても哲学的であり感慨深い内容で、また、インド好きには「だからインドなのか!!」と思わせる言葉が詰まっていますので、ご興味のある方はどうぞお読み下さいませ。

 

Ganesh in the lounge

 

まずデイジーに、あなたにとって「Silence 沈黙」とはなんですか?

という質問から始まりました。

 

Dialog with Daisy @Ahimsa

私はアクティブな人間です。いつも何かをしていないといられません。それはなぜかというと、私はとても理想主義者だからです。私たちが本当にトライすればこの世界はあなたにとっても、私にとっても、より良い世界になるはずです。ですから、人間や植物、動物など生き物が傷つけられているのを見ると、私は何かをせずにはいられないのです。

「沈黙とは?」と聞かれたら、私には2つか3つのタイプの沈黙があると言えます。中でも私が経験する最高の沈黙は、日の出前に木々の中を歩く時です。その時マインドは沈黙し、私は木々や鳥など人の手によって作られていはいないものすべてに委ねます。木々が私に話しかけ、鳥たちが私に唄いかけるようにと。言い換えると、それはグルの言葉に耳を傾けるようなものです。それは私にとってこの上ない沈黙と平穏です。私のマインドが鎮まり、沈黙する唯一の瞬間とも言えます。そしてある思考が自発的に湧き上がってきます。”CALM THE CHAOS” -カオスを鎮めよ- 私はこのカオスを自然と共に鎮められる気がするのです。そして音楽が聴こえ始め、この人生はなんと素晴らしいのだろうと感じます。この葉のデザインを見てください!そうしたことが私を幸せにしてくれるのです。そしてマインドは見ることをやめ、沈黙に入っていきます。その時私はもう、マネージメントや子供のことなど、何も心配することはなくなります。これが一つのタイプの沈黙です。

別の沈黙は、マインドはいつも ”これは有意義だろうか?私は正しいことをしているだろうか?私が今していることは効果があるだろうか?” と止むことなく自問自答しています。

その思考が止まる時、そこには何もなくなり、マインドは静かになります。それは多くの場合ジャパ(マントラを繰り返し唱えること)をしている時に起こります。ジャパをする時マインドは沈黙し、とても気持ちが良くなります。そして、もうそれ以上”私は有意義なことをしているだろうか?”という問いかけをしなくて済むのです。なぜかというと、そうしているとある答えを受け取るのです。”それはあなたではない、あなたは”それ”ではない!あなたは大いなるものの一部であり、そこに置かれ、するべきことをするだけ。” そうして心配はなくなっていきます。物質的レベルに入ると植物や子供のことなどあらゆることを心配し始めてしまいますが、またそこに戻ると私のマインドは再び沈黙に入るのです。

他に、実際に瞑想をしている時(ほんの数秒しかできませんが!)、集中をしていると、突然自分が瞑想していることを忘れてしまう瞬間があります。私はとにかく行動をする人のため、自分自身を静まらせることが継続的に必要でなのす。

これらが私が感じる沈黙ですが、その中でも最も大事なのは、自然と共にある時です。

私にもしこれがなかったら、もし私が自然について学ぶことをしなかったら、恐らくものすごく気落ちしてしまっていたでしょう。

自然には鎮静作用があります。世界中の多くの悲しみは、私たちがこの素晴らしい魔法を無視していることが原因です。私たちの唯一の任務は、ここに生き、それを感謝することです。”あなた”として生まれたという、なんというチャンス!そしてこの葉っぱを見るというチャンス!そしてこの素晴らしいものに気づき、それを次世代へ繋いでいかなくてはいけません。一体いくつの葉の形が存在するのでしょう!これはもう魔法です!だからこそ、私は沈黙を愛するのです。私には土地があり、多くの植物や動物に囲まれ、こうしたことをできる機会を与えられたことを、心から神に感謝しています。まるで宝くじに当たったかのように、私は幸運だと思っています。ですから、私には何も不平がありません。何が起きたとしてもそれを受け入れ捌く準備ができています。そして、人々がこうしたことから希望を持つことを私は望んでいます。インドはそういう意味ではとても特別なところです。

 

私は17年インドに住み、その後37年アメリカに住んでいますが、なぜ私はインドに戻り続けるのか、なぜインドに魅力的を感じるのか。

それは、インドという国は、表層的なものに囚われてはいけない、ということに気づかせてくれる唯一の国であるからかと思っています。だからこれほどまでにこの国は混乱しているのだと思います。町へ出ると、人々はゴミを投げ捨てたりで道は汚くひどい状態ですが、ひとたびお店に入ってみると中は美しく、全てが揃っている。彼らにとって表面的な印象はどうでもよく内側がよければいいのです。ただ、これはとても低いレベルの話ですが。

高いレベルでは、そこのテラスの上に立つと、毎日のように寺院や教会、あちこちで様々な祭や花火などが行われていることに気がつきます。この国は他のどの国よりもそうしたことを行なっています。道は汚いかもしれませんが、人々はとても近しいのです。例えば、家族に何か問題があれば、オフィスマネージャーは雇用者にそれを優先するよう促します。だんだんと西洋のように変化してきてしまっていますが(それを私はとても悲しく思います)、彼らにとってはボーナスをもらうよりも家族が一つになることの方が大事なのです。西洋では、すべてが良く見え、豪華に見え、完璧に美しくドレスアップしなくてはならないですが、インド人にとってはそれは重要ではなく、社会的なことと霊的な面の方がより重要なのです。西洋は非常に物質的世界であり、インドもだんだんとその方向へ向かってしまっていますが、私はそうならないことを強く願っています。もしインドも西洋化してしまったら、他にそんな国はもう残っていないのです。だからこそインドは魅力的であり、どんなことが起こったとしてもここには平和があるのです。ここでは、”あの人が私をジャッジしている、この人も、、”と感じることはないのです。

私は一体 ”それ” は何なのかを考えようとしているのですが、それは恐らく、現存する世界最古の哲学なのかもしれません。それは科学とも争うことなく、数学とも争うことなく、それは物質的な世界と霊的な世界を一つにする哲学です。他のどんな哲学でもそれはありえません。古代インドの哲学 ”サンキャ哲学” のサンキャは数字という意味があり、それは数字の哲学です。ですから物質的なものと霊的なものとの間に争いはないのです。

これはエネルギーの哲学であり、ビッグバンで始まります。一体他のどの哲学にそこからスタートするものがあるでしょうか?何千年も後になって人々はそれを発見しました。

こうした人々は第六、第七次元を知っていたのだと思います。そしてここ、インドには、数グラムほどの第六次元がある。だからこそ、私たちはインドへ戻ってくるのです。

 

そう、それは “SIX SENSE” 第六感です。

 

それこそが人々を魅了するのです。プラチックの花と本物の花に違いがあるように、西洋では全てが完全であることを心がけ、全てはよく見え、そしてたくさんの花がありますが、何かが欠けている、何かが足りない。

そこには ”香り”がないのです。

 

ここのアーユルヴェーダのドクターはとても謙虚でいて科学的、そして同時に霊的でもあります。西洋の医師である私が勉強したものよりよほど高度な医学です。彼が体に触れるだけで体内のどこに問題があるかがわかってしまう。私たち西洋の医師はそんなことは知りませんでした。だからこそ私はそこに魅力を感じていますが、インドはそれを失いつつある危機にあります。そうした優れた人々は一握りになってきて、だからこそ、死にゆく木々がその種を飛ばして生き残りを図るように、そのエッセンスを自国へ持ち帰らなくては、と感じているある一定の人々が世界中からインドへとやってきているのだと思います。

私は次世代のことをとても心配していますが、実はそれは私が心配するべきことではないのです。なぜなら、自分が行動すること以外に一体私に何ができるでしょうか?ですから、心配は無用なのです。

だからこそ、沈黙が重要なのですね!

あなた方がここで良い旅をされるよう祈っています。

そして、どうぞアヒムサを、そしてここの植物たちを思い出してくださいね。

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