ひさびさインド旅、今回の最終目的地でありヨーガの師との再会の場所は
ahimsa 〜 Ayurveda & Garden Retreat
ここは、インドの伝承医学であり最近日本でも注目を浴びているアーユルヴェーダのトリートメントやヨーガなどでからだとこころを癒し回復するためのリトリート専用宿泊場所です。実は、前回のブログで書いたジョシーの従姉妹がオーナーということで、ここへ導かれるようにやってきました。
『Ahimsa アヒムサ』= 非暴力/不殺生
これは、ヨーガの根本経典パタンジャリの『ヨーガスートラ』の八支則『アシュタンガヨーガ』の一番最初の【ヤマ】のさらに一番最初に出てくる、最も根本で重要な項目。
【ヨーガの八支則】
1 yama ヤマ(禁戒・身辺環境の最適化)
アヒムサ(非暴力/不殺生)
サティヤ(正直/不妄語)
アステーヤ(不偸盗)
ブラフマチャリヤ(禁欲/不邪婬)
アパリグラハ(不貧/不所有)
2 niyama ニヤマ(勧戒・生活習慣の最適化)
シャウチャ(清浄)
サントーシャ(知足/充足)
タパス(苦行/忍耐力)
スワディヤーヤ(聖典読誦/己を知る)
イーシュワラプラニダーナ(自在神への祈念/まわりにある力を味方に)
3 asana アーサナ(座法・ポーズ)
4 pranayama プラーナヤーマ(調息)
5 pratyahara プラティヤーハーラ(五感の制御)
6 dharana ダーラナ(凝念・集中)
7 dyanaディヤーナ(静慮・瞑想)
8 samadhi サマーディ(三昧・統合・自己実現)
ここではアーユルヴェーダのオイルマッサージやシロダーラという額にオイルを垂らすトリートメントを受けられます。
このシロダーラ、ヤバいですよ。。本当に脳みそ溶けます笑 ものすごーーーーーく気持ちよく、そしていとも簡単に深い深い瞑想の境地へと到達します。これあれば修行いらないですね笑 あの苦行はなんだったんだ、、、と10日間のヴィッパーサナ瞑想の後にこれを初めて受け唖然としたことを思い出します。。受けたことない方はぜひ受けて欲しい!
インドの伝承医学、素晴らしい智慧ですね。
ガーデンには様々なアーユルヴェーダの薬草や木々などが植えられ、食事は”アヒムサ”というコンセプト通りベジタリアン、そこで採れたお野菜なども使われます。牛も飼っていてそこからミルクをいただいたり、できるだけ自給できるものはしていくという方針のようです。
ダイニングでみんなで食事をいただきます。とてもアットホームなので、すごく安心できます。
この実もここのガーデンに成っていました。さあ一体なんでしょう!?
そうです!ほとんどの人が知らないカシューナッツの実のなり方!こんな風になるんですね!
この赤い部分も食べられます。りんごのように甘酸っぱい(これはかなりエグミもありましたが、、)ので、この木はカシューアップルと呼ばれているようです。こんなに貴重ななり方をするのだから、カシューナッツって高いわけですね。。これからより丁寧にいただきたいと思います。
そしてお部屋はこんな感じてとっても素敵!
お姫様気分を味わえます。
そして4階にはスタジオもあるので、何もなければ自由に使えたり、ヨガクラスやカラリパヤットなどインドの伝統武術などのワークショップがあればそれに参加したりすることもできるそうです。そのスタジオはガラス張りで見渡す限り自然に囲まれ、早朝に山間からの日の出も拝めます。早朝の鳥のさえずりと草木が風に揺れる音、少し肌寒く空気が澄む山の中、大自然の中にすーっと溶け込み、忘我の境地へ… 最高に心地の良い瞬間です。
人里離れた山の上にあるため、インドの喧騒から逃れて心静かに帰国のための体と心の調整をしてインド旅を終えたい方や、インドに行ってみたいけどコワイ、、不安、、という方、とにかく静かに休養したい、、という方などには、本当にオススメの場所です。ここで日本からヨーガ&アーユルヴェーダリトリートツアーを組むのもいいかもしれないですね。
そしてここのオーナーでありジョシーの従姉妹であるデイジーと色々と深いお話をさせていただきました。彼女は若い時に一家揃ってアメリカへ移住し、彼女は西洋医学の医師となり現在も在米ですが、生まれ育ったこの場所を守り、そしてアーユルヴェーダの智慧、インドの智慧と文化を残し伝えていかなくてはいけないと、この土地を守るため、伝統を守るため、この土地に、まさに “Ahimsa アヒムサ” というコンセプトの元に、このリトリートセンターを建てたそうです。彼女はとても頭脳明晰、ウイットが効いてユニーク、そしてインド人でありながらアメリカに住むという西洋と東洋の両方の視点を持つ非常にバランスのいい方だと感じました。そしてなぜ、私たちはインドに惹かれるのかなどお話をうかがい、そのお話があまりにも素晴らしく、西洋的視点でインドを鋭く観察しているので、深く納得するとともに感銘を受けましたので、このお話をぜひシェアさせていただきます。
長いので次のブログに続く、、、